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ハロー、ダーリン。
*しましま*
「
「ん、七時。いや、七時、半」 のろのろと起き上がる。 まだ、と制止をかける手に捕まらないように上手にすり抜け、 そして洗面所へ。 ぼーっとしながら歯磨きをしてると、 とろんとした目をしている自分の横に 彼がやってきて同じように歯磨きを始めた。 何故上半身はだか? ぼんやり考えて、自分が着ているパジャマを見て。 あぁ。 あぁそっか、そうだった。 「……なんだ。やけに機嫌良いな」 「いえ、まぁ……、ふふっ」 「んん?」 「ひとつのパジャマをふたりで上下分けて着るのって、 らぶらぶっぽいですよね」 青のしましまのパジャマ。 上は私が、下は彼が それぞれ着ていた。 「うるさい、返せ」 「やですよー」 「脱がすぞ」 「着せてくれたのあなたでしょう?」 「、」 「ボタン、かけ違えてますよ」 「………」 何を言っていいかわからなくなってる彼を傍らに、 早々に顔を洗って洗面所を出る。その間際に、 何も言わずシャコシャコと歯磨きを続けてる彼の、 どうにか届く顎にキスして、逃げる。寝室に。 どうしよう可愛い。 さっきのベッドに逃げ帰り、飛び込んで。 そのパジャマごと自分を抱きしめた。 浮かぶ言葉はそう、 ニコイチ! おっきいパジャマ。 身に余る。 愛、過剰。 しかし溢れさせません勿体ないから。 あぁもう、だいすき。 初めて彼のパジャマを着た日。 しましま (彼がここに戻ってきたら、今度は告白で滅多刺し。) PR この記事にコメントする
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